食肉専門店のトレイサビリティー対策・今、現場で出来ること

 
――NHKスペシャルに出てみたが__
(有)齋藤音弥商店 
トレイサビリティー担当バイヤー
鈴木 裕之
私どもは、有限会社 斉藤音弥商店(本社 台東区駒方、齋藤 旺子 社長)と申しまして、首都圏で20店舗余りの精肉店を展開しております。



私どもの店舗も昨年のBSE発生での影響を受け、また、食肉の偽装表示で失った消費者の信頼をいかに回復するか?


ということで、今年4月に社内に「トレイサビリティー対策室」を設けることになり、私が担当バイヤーとして任務を社長からおおせつかりました。



当社のモットーは、山手線の上野付近の車両から見える、アメ横センタービルに掲げられている広告にあるように「安値一番・正直商売」です。


そこで、私どもが対策として透明性のある流通経路をどのように消費者の皆様に情報公開するか?という命題に取り組みました。



また、その活動の一端を、私どもの店舗を中心に10月20日に放映されました「NHKスペシャル・食肉のトレイサビリティー 」のテーマの中で取り上げられ、紹介されました。


その中で、多くの、お問い合わせ等を頂きましたので、今回この紙面を活用して食肉店として、どのような対応をしているか? その現状の一端を改めて御紹介させていただきます。







「農水省・店頭牛肉に個体番号表示を義務化へ」
4月に全国約450万頭の牛に 「耳標」が付けられました。









そして、10月1日に先行スタートした「家畜個体識別全国データーベース」を使い、消費者が店頭の端末や、家庭のパソコンで10桁の個体番号を打ち込めば、インターネットを通じて牛の種類や生産牧場などがわかるようになりました。



そして、店頭の牛肉を販売する場合は牛の個体識別番号を表示することが義務付けられようとしています。

03年1月からの通常国会に提案し、04年度の実施を目指すことになる予定と聞いております。








現在でも小売店が問い合わせれば番号を知ることが出来るため大手スーパーの一部などで個体番号の店頭表示は行われているが、新法では、すべての流通業者に表示が義務付けられるわけです。







いずれにしても、いつかはEUなみに、個体番号表示をして販売をすることになると予測していりましたので、当社では、それについて、費用をあまりかけずに、個体番号と、トレサビを売場で表示することになりました。







「個体識別番号表示の前に」
まず社長から出た指示は 「トレサビが出来ない商品は販売をするな」ということでした。


牛の個体識別より先に、トレサビのチェックをすることになりました。


当社の社長は、トレサビが出来ないものは消費者が買わなくなる。ということも合わせて申しております。
 
トレサビを打ち出す過程で判ったことは、例えば、鶏肉の産地・県名も肝・砂肝など他県の鶏が混ざりやすく県件名表示も非常に怪しい。ということでした。


無理して販売しようとするから、指定地以外の商品が混ざるわけです。



しかし、私どもは「正直商売」を標榜していますので、看板を掲げた商品を偽りなく販売することにしました。




そのことを消費者に理解してもらうために、店頭にパソコンを置き、当社のすべての商品を流れを表示することにしました。

*表の説明をご覧になるにはパスワードが必要です。
ご希望の方はinfo@tsukishiro.comまでメールにてご連絡下さい。

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