19年10月 牛肉情報

9月牛枝肉相場、和牛去勢東京市場Aー3で前年比9・8%安
9月の牛枝肉卸売相場は、東京食肉卸売市場の生体和牛去勢Aー3の平均相場で1、870円(キロ当たり)と前年同月に比べると203円安、率にして9・8%下げ。また、同Aー4は2、142円で前年同月に比べ124円安、率にして5・5%下げと軟調になっている。上場頭数が少ない乳牛去勢Bー2は平均して640円で前年同月比で167円安、20・7%ダウンになっている。 全国1日当たり平均と畜頭数は、5、034頭で前年同月に比べ333頭ほど増加している。9月の全国総と畜頭数は、9万0、620頭で前年同月に比べ3、390頭ほど少ない

F1牛枝肉低迷 前年割れ続く/東西市場
乳用種(ホルス)と和牛を掛け合わせた交雑種(F1)の枝肉価格が昨年春以降、全国的に下がり続けている。牛乳の消費減少による生乳の減産で、酪農家がホルスを増頭せず、その代わりに和牛を交配して、F1の出荷頭数が増加傾向にあるためだ。F1の出回り増はホルスの枝肉相場低迷の一因にもなっている。
 東京都中央卸売市場食肉市場のF1枝肉平均価格は、8月が去勢B3等級1キロで1363円。前年同月に比べ86円安(6%安)と、18カ月連続で前年割れとなった。

9月豚肉相場、東京上物平均529円前年比8・4%高
9月の豚枝肉相場は、東京市場の生体上物平均で529円と前月より32円下げとなったが、前年同月の488円に比べると41円高、率にして8・4%上げた。出荷頭数は前年を下回り減少しており堅調な豚価になっている。
  月間最高値は、3日の603円、最低値は26〜28日の429円。中物の平均は493円で前年比30円高、率にして6・5%上げ、並物も426円で同9円高、率にして2・2%上げとスソ物ほど値上げ率が低い。全国1日当たりの平均と畜頭数は、6万頭台の6万6、356頭と前年同月に比べ1、206頭ほど多いが、月間と畜総頭数は119万4、400頭で前年同月より10万8、600頭も少ない。

9月ブロ正肉相場、もも肉・むね肉合計796円前年比10%高
9月のブロイラー卸荷受相場は、東京荷受卸売市場のと体特大で246円と前年同月比で8円高となっている。 正肉相場は、もも肉が平均557円となり600円台を割っているが、前年同月に比べ41円の上げ、率にして7・9%高。一方、むね肉の平均は239円となり、こちらも200円大台の堅調推移で上昇してきており前年同月に比べも32円高、率にして15・5%高となっている。もも肉とむね肉を合計すると796円で前月比9円高であり、むね肉の上昇で前年同月の723円に比べると73円高、率にして10・1%上げになった。

9月鶏卵価格、全農東京M平均166円前年比11%安
9月の鶏卵相場は、JA全農たまご東京Mサイズ平均で166円と前月より9円上げたが、前年同月に比べては21円安、率にして11・2%安になった。関東を中心に大規模生産者での生産増もあり、飼料価格上昇で生産コストが上がっているにも関わらず9月としては2003年の157円以来の低水準価格になった。生産農家では採算割れで苦しい経営になっている。鶏卵相場は関西・九州で高く関東は安い傾向。Mサイズ平均値は、名古屋は170円、大阪175円、福岡178円でいずれも東京より高値。東京の9月Mサイズのスタートは165円で以後も保合いが続き月末に5円上げ170円で終わっている。大玉高、小玉安の傾向でLとSの差は35円に開いている。サイズ別の平均値はLLで181・6円(前年同月190・0円)、Lは187・1円(同195・5円)、Mで165・6円(同186・8円)、MSは155・0円(同181・0円)、Sで150・0円(同176・0円)、SSは87・0円(同116・5円)。

JAS法上の表示義務、3分の1が「必要なし」
食品産業センターはこのほど、「食品の業者間取引における原料確認状況等に関する調査」結果をまとめた。同センター会員企業228社を対象に、8月に実施されたもの。回答数は133社(回答率58・3%)だった。
  それによると、入荷原料の確認については、100%が「確認している」と回答した。確認方法については(複数回答)、「原料規格書・品質保証書などとの照合」が84%、「受け入れ検査の実施」が82%、「HACCP
・ISOなどの導入・実施」が59%だった。大手企業では自社独自のマニュアルでの確認が48%あったのに対して、中小企業の場合は23%にとどまっている。受け入れ検査の方法については、外観検査が97%、物理的・化学的検査が74%、微生物検査が62%と高かったのに対して、DNA検査など特殊検査は9%と低かった。
食品の業者間取引での「JAS法上の表示義務付け」については、「食品衛生法の義務があるため、必要はない」が36%、「コストアップ、ノウハウの漏出などとなり、問題が多い」が35%と高い数字を示した。「消費者保護の観点などから必要である」は11%にとどまっている。

食肉輸出に向けた実行プラン策定委員会が発足
日本産畜産物の輸出促進のための「食肉輸出実行プラン策定委員会」がこのほど発足した。すでに輸出に取り組んでいる産地の事例や、海外での流通・販売動向などの実態調査を踏まえ、年度末に取りまとめる。
  国は農産物輸出額一兆円規模の実現に向けて、重点的に輸出促進を図る品目を設定、輸出の実施時期を示した工程表、広報戦略などを策定するよう推進している。輸出実行プランは、事業者による“輸出マニュアル”で、輸出に意欲のある事業者らに配布するもの。食肉分野では、日本食肉消費総合センターが事務局となり、有識者や流通、生産、行政など12人の委員で今回の委員会を設立した。先ごろ開かれた第1回会合では、牛肉、豚肉、鶏肉ごとに実行プランや広報戦略の策定に当たっての留意点を確認した。これを基本に今後も対応方策や具体策などの検討を重ねていく。

「名古屋コーチン」2割偽物、独立行政法人がDNA検査
愛知県特産の地鶏「名古屋コーチン」と表示して売られている鶏肉やその加工品の2割に、名古屋コーチン以外の肉が含まれていることが、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構が行った市場調査でわかった。食肉の高級ブランドに偽物が流通している実態を示すもので、適正な品質表示を定めた日本農林規格(JAS)法に違反する可能性もある。この結果は、9月29日の日本家禽(かきん)学会で発表された。
 同機構の畜産草地研究所は、肉片を少量採取するだけで名古屋コーチンかどうかを判別できる簡易DNA検査法をバイオ・リジェネレーションズ社と開発。名古屋コーチン普及協会がお墨付きを与える「純系名古屋コーチン」のシールが張られたり、原材料名に「名古屋コーチン」だけが表示された生肉と加工品計90点を、愛知県や首都圏の有名百貨店、小売店、飲食店やインターネットなどで入手して分析した。

「もちもち牛」知って
JAいわて中央管内で飼育されている「もちもち牛」を広く知ってもらおうと、JAの子会社(株)JAシンセラは8、9の2日間、第1回もちもち牛まつりをサン・フレッシュ都南店で開いた。紫波町特産ブランド牛が格安で販売されるとあって、買い求める客でにぎわいを見せた。「もちもち牛」は、管内で生産されたもち米「ヒメノモチ」を粉砕し、飼料に加えて飼育した黒毛和牛。もち米がもたらす肉の甘さと柔らかさが自慢の逸品だ。会場では、バラ肉やモモ肉が1パック500円で販売され、店頭に並べられるとあっという間になくなるほどの盛況だった。そのほかロースやヒレ、サーロインなども特価で販売された。

80歳以上人口が700万人超 高齢者人口最高を更新
65歳以上の高齢者の人口は2744万人で総人口の21.5%に達し、人口、比率とも過去最高を更新したことが、総務省が「敬老の日」(17日)にちなんで発表した推計(15日現在)で明らかになった。男女別では、男性1169万人、女性1575万人。男性全体の18.8%、女性全体の24.1%を占め、女性では「4人に1人がお年寄り」という状況に近づいている。80歳以上の人口も713万人と初めて700万人を超えた。
 高齢者人口は、50年に411万人、総人口の4.9%だったが、85年には1247万人、10.3%、05年には2576万人、20.2%。高齢化傾向が進んでおり、今年も06年から87万人増。80歳以上に限ると、男性236万人に対し、女性は478万人とほぼ2倍。 生産年齢人口(15〜64歳)に対する65歳以上の人口の比率(老年人口指数)は33.1。同指数でみると、70年には10人で1人、95年には5人で1人のお年寄りを支えていたが、今年は3人で1人のお年寄りを支えている計算になり、働く世代の負担が増していることがうかがえる。 高齢者の中で仕事に就いている人は、06年時点で510万人。初めて500万人を上回った。産業別では、農林業が115万人と2割強を占めているが、近年はサービス業(86万人)の割合が増えている。農林業以外で働いている人の企業規模をみると、全体の61%が30人未満の零細企業で、500人以上は8%にとどまった。

若者に「朝ごはん」のすすめ=食料自給率の向上狙い−農水省
農水省は20日の食料自給率向上協議会(会長・小泉武夫東京農業大学教授)で、20代や30代の若年層に「朝ごはん」を取るよう呼び掛けていく方針を明らかにした。国内でほぼ100%確保できるコメの消費拡大を図り、2006年度で39%と13年ぶりに40%を下回った自給率の向上につなげたい考え。若年層をターゲットに、朝食の大切さを訴えるCMを11月にも放映する。また、自給率を押し下げている油脂類の消費を抑えるため、従来よりも少ない食用油で揚げ物がつくれる業務用フライヤーの開発や普及にも取り組む。

ハム業界の消費拡大・活性化で第二回女性座談会を開催
ハム・ソー業界の次世代を担う若手女性社員による2回目の座談会がこのほど開かれた。意見交換の中から消費の底上げや業界の活性化に繋がる方策を模索しようと昨年初めて開催されたもの。業界内でも今後の活動に期待する声が多かったことから2回目が実現した。前回参加の伊藤ハム、グリコ栄養食品、大山ハム、タケダハム、日本ハム、プリマハム、吉田ハムの7社に、スターゼンと丸大食品が新たに参加。コーディネーターとしてイズミヤのシンクタンクであるイズミヤ総研の金原由香取締役主席研究員が出席した。  金原氏からは「もっと明るく、もっと元気に」をテーマに、需要の拡大を睨んで今感じていることや、今後のあるべき姿などについて個人としてどう捉えるかが提起された。消費の伸び悩みについては、●ニーズに合ってないのにかつての売れ筋だからと販売を止めずにいる、●不祥事や安全・安心などの面で消費者の不安が解消し切れていない、●少子高齢化や単身者の増加で使い切れないから買い置きしにくい、など率直な意見が出された。 業界への提言としては、●消費者との直接対話の場を増やし伝えていく必要がある、●モノを売るだけでなく、風景やシーンなど業界上げてを、●ライバル企業と一緒にイベントなどを私たちから企画してはどうか、などの新しい動きを予感させるも行われた。最後に金原氏から「ハムの日がありながらハムの日になっていないが、ハムの歌もでき、今後コラボレーションなどへと業界が発展することを期待している。座談会でのを各企業にフィードバックし、今後の業界の発展つながればありがたい」と締めくくった。

PQA Plus (豚肉品質保証制度)
アジア市場に輸出される米国産豚肉は、米国農務省(USDA)の輸出証明プログラム(USDAEV)の基準を満たし、さらに豚肉品質保証制度(Pork Quality Assurance Plus)で認証された農家の豚由来であることが、取引条件になっている。PQA Plusは、生産過程の食品安全と飼育・処理過程における家畜保護を確実にする政府認定の自主管理基準で、養豚業界団体の全国豚肉委員会(NPB)が主幹となり推進している。今年6月に、従来のPQAからPQA Plusに強化された。対象施設・農場は3年間で3段階のステップ(1.研修後に個別認証 2.牧場査定 3.監査)を踏んで実施される。以上に加え、食品医薬品局(FDA)の公衆衛生・生物テロ防止法に基づいて、輸送を含む生産履歴の記録も義務付けられている。

欧州食品安全庁、GM穀物安全性報告書を発表
EU参加の非営利の研究機関である欧州食品安全庁(efsa-European Food Safety Authority)は、欧州連合(EU)の依頼を受けて、GM穀物の安全性について文献調査を行った。その結果、遺伝子操作をしてもGM穀物の特性の破壊や毒性の発生もないため、ヒトの健康への害はないと結論づけている。
1. 生物学的に、活性遺伝子と蛋白質は、量はまちまちだが食品や飼料に含まれる共通成分である。摂取後は、動物やヒトの胃腸管内で短いDNA・ペプチド断片へと急速に分解される。
2. これまで実施された多数の家畜を使った実証研究で、GM植物から得た遺伝子組み換えDNA断片や蛋白質は、ブロイラー、肉牛、豚などの家畜の細胞組織、液体、食品の中には見つかっていない。

2006年度オーガニック・ミート売り上げ、2ケタの伸び
米国の有機商品取引協会(OTA - Organic Trade Association)によると、2006年度の米国内のオーガニック・ミートの小売り販売高は2ケタの伸びをみせた。オーガニックの鶏肉、牛肉、豚肉、子羊肉、ソーセージ、デリミート類の売り上げ増加率はいずれも20%を超えた。
ミートカテゴリー別の2006年売上高と増加率(対前年)は以下の通り。

鶏肉 2億930万ドル 30%増加
牛肉 6,570万ドル 34%増加
ソーセージ/デリミート 3,750万ドル 25%増加
豚肉 1,230万ドル 23%増加
子羊肉 480万ドル 21%増加

しかし伸びているとはいえ、オーガニック・ミートの売り上げは米国のオーガニック食品全体の売り上げのわずか2%で、2005年〜2006年で変動はない

屠畜場2施設減、牛のと畜121万頭・豚1600万頭
厚労省・食品安全部はこのほど、2006年度のと畜・食鳥検査などに関する実態調査の結果をまとめた。同年度中にと畜実績のあった施設は、一般と畜場は196施設、簡易と畜場が6施設で、それぞれ前年度から1施設減少した。
  一般と畜場に占める公共施設の割合は41・8%と1・3%減少した半面、会社が37・2%(0・1%増)、組合・その他で20・9%(1・1%増)だった。前年度に比べ、と畜頭数は牛で1万9616頭、豚で18万2631頭減少。設置者別と畜頭数を見ると、牛では会社が3836頭減少したものの、組合・その他で6050頭増加。その一方で、豚では会社が17万3302頭増加、組合・その他で5万5668頭減少するなど対照的な結果になった。

2005年度農業生産額前年比2・7%減の9兆7千億円
農水省がまとめた2005年度の農業生産額は、前年度より2・7%減少して9兆7、085億円で10兆円大台を割って減少したが、約3割を占める畜産部門は1・2%増の2兆9、902億円に伸びたが、約6割を占める耕種部門が豆類や果物、野菜の減少が響き前年比4・6%減の6兆2、747億円に減った。

05年度畜産生産額、鶏卵以外伸び3兆円弱に
 2005年度の畜産生産額は3兆円弱の2兆9、902億円で前年比1・2%増と伸びたが、畜種別の生産額は次の通り。(単位=億円・%・▼は減少)

畜種別 2005年度 2004年度 増加率
畜 産 29、902 29、535 1・2
酪 農 9、698 9、590 1・1
鶏 卵 4、444 4、718 ▼5・8
肉 鶏 2、581 2、493 3・5
肉 豚 5、271 5、162 2・1
肉 牛 6、948 6、645 4・6
その他畜産 959 927 3・5


05年度農業・食料関連産業の生産額102兆円0・9%減
農水省は、今週明け10日、2005年度の農業・食料関連産業の経済計算(食料供給に関係する各種産業の生産額等)をまとめ公表した。 それによると2005年度の農業・食料関連産業の国内生産額は102兆1千億円で前年比0・9%減であるが、そのうち農業生産額は9兆7千億円で同2・7%減と減った。農業分野は、肉牛及び肉豚等畜産部門が価格上昇で増加したが、野菜及び果物等が価格下落で減少した。 国内生産額から生産に要した財やサービスの費用を差し引いた国内総生産は48兆2千億円で前年比2・7%減、うち農業総生産額は4兆8千億円で同5・0%減となってい

「TOKYO X」10月から値上げ
東京の銘柄豚「TOKYO X」の卸売価格が、現行の1キロ当たり1212円を90円(7%)値上げし1302円になる。10月1日から実施する。原材料高騰で食品メーカーの製品の値上げが相次いでいるが、一般に市場取引で価格が形成される畜産物で値上げに踏み切ったのは異例。しかし、飼料価格の高騰で農家の生産意欲が低下、生産基盤の崩壊にもつながる恐れがあるため、少しでも生産サイドの負担を減らし増頭を図りたい考え。
  「TOKYO X」の出荷頭数は05年度までは着実に増加してきたが、06年度は7000頭と前年度並みで目標の8360頭を下回った。07年度は目標の約1万頭に対し66%の達成率に終わりそうだ。これまでは「生活に根ざしたブランド」を推し進めてきため、一切の値上げ交渉には応じてこなかった。また生産スキルの高い農家への原種豚の効率的活用ができなかったことや、仕上げ飼料があるにもかかわらず育成飼料の管理基準が認定されておらず、結果的に規格外の豚が増えたという要因もあるものの、飼料価格高騰や生産効率のリスクが生産原価に反映されなかったことが、農家の生産意欲の欠如と将来の不安につながったと指摘されている。今回の値上げに対し、ブランド豚といえども過度な値上げは消費者やユーザー離れにつながる恐れがあり、流通側からは「7%の値上げだと小売りでは重くなる。できれば3〜4%位の値上げにならないものか」と慎重な意見もあった。その一方で、生産者からは「今回の値上げで全てコスト上昇を担っているわけではない」との反論もあった。

小売り、農家とタイアップ――セイコーマート、生産法人に出資、農作物買い入れ
北海道のコンビニエンスストア大手のセイコーマート(札幌市、西山政市社長)は道内農家の農業生産法人化の支援に乗り出した。資金面や経営指導などで協力。法人化により資金調達力などを強化し、生産規模の拡大を促す。総菜などの原料や店頭で扱う生野菜に関し道内で安定供給体制を築き、鮮度や安全性などで道外チェーンとの違いを打ち出す。
 道央の農家が八月中旬に農業生産法人を立ち上げ、セイコーマートの関連会社が試験的に出資した。軌道に乗れば道内全域で他の有力生産者数軒に対しても、同様に法人化を働きかける。
 今回新設した農業生産法人は一億五千万円を投じ、現在七棟持つビニールハウスを二〇〇九年末までに五十棟に増設。コンビニ店頭で生野菜やサラダなど総菜類として販売するキュウリ、ニラ、レタスなどを生産する。三年後の総生産量は二百トン、金額ベースで六千万円を目指す。
 セイコーマートはグループの食材工場で農作物を買い入れる。これまでの契約農家との関係を生かし、栽培技術や経営面も指導する。販売データを提供し、売れ筋の農作物の生産を促す。
 また、総菜工場などで出た廃油を活用できるボイラーを農業生産法人に提供。ビニールハウスの暖房に利用する。総菜工場で出た廃棄物などを肥料とし、環境に配慮した循環型の農業モデルの構築も目指す。
 道内コンビニは競争激化や人口減などで、既存店売上高の減少が続いている。セイコーマートは他チェーンとの違いを出すために生鮮野菜・果物の販売を強化。加盟店売上高全体の二%、約三十億円に達する。生産法人の組織化を品ぞろえ拡充につなげる。生産法人とのつながりを深め食の安全への姿勢を強調する狙いもある。農業生産法人が地域の雇用の受け皿となれば、地方店舗の顧客維持にもつながると期待している。



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