2008年度全国肉用牛清算法人(農場)飼養頭数ランク50 08年5月
出典:食肉通信7月1日

順位 企 業・農 場 名 本 部 経営
タイプ
総飼養
頭数
(預託) 繁殖
雌牛数
年間
出荷頭数



1 笈タ愚楽共済牧場 栃木 B 139,000 64,000 比公表 30,000 - @100%
2 神明畜産 東京 B 45,000 3,000 700 32,000 - @5%A80%B15% 白糠牛
3 日本ハムG 東京 B 25,000 24,000 2,200 15,000 100 @12%A84%B4% 九州美味、北の美味
4 伊藤ハムG 兵庫 A 17,500 17,500 - 10,500 - @80%B5%C15% もとぶ牛、大国牛
5 巨迫畜産G 鹿児島 B 17,200 2,000 1,200 8,500 - @85%B15%
6 九州フタバ飼料G 福岡 A 15,010 2,060 - 11,270 3,033 A11%B53%C36% 九州よかたい牛
7 JETファームG 栃木 C 10,000 300 3,000 2,500 - @2%B98% 栃木牧場牛
8 鰍ネかやま牧場 G 広島 B 9,900
160 6,100 - @15%A55%B22%D8% なかやま牛
9 泣Lロサ肉畜生産センター 岩手 A 9,450 7,250 - 4,150 - D100% -
10 農 ナニワ牧場 宮崎 B 8,600 - 1,000 5,000 - C100% -
11 拒蜿タ肉牛ファーム 北海道 A 7,600 - - 5,700 - A80%B20% はこだて大沼牛、函館牛
12 巨枢苳_場 茨城 B,C 7,500 200 400 2,400 400 @35%B60%C5% 瑞穂牛・常陸牛
13 給ム江ファーム 鹿児島 B 7,180 2,540 800 4,850 - @40%B20%C30% 薩摩黒牛、薩摩健気黒牛
14 金子ファーム 青森 A 7,000 1,500 - 6,000 - A80%B20% 健育牛
15 汲ヘざま 宮崎 B 7,000 - 3,000 1,500 1,000 @80%B20% はざま牧場黒毛和牛
16 泣_イマルファーム 北海道 A 7,000 - - 4,080 - @2%B98% 剣山牛
17 居ャ林牧場 岡山 A 6,500 - - 3,000 - B90%D10% 備前牛
18 (農)松永牧場 島根 B,C 5,810 - 730 1,700 - @41%B59% -
19 (農)神戸牛牧場 兵庫 A 5,200 - - 3,200 - B38%C42%D20% -
20 鹿児島サンライズファーム 鹿児島 A 5,000 4,600 - 3,200 - @100% さつま姫牛
21 ファームズ千代田 北海道 B 4,600 - 210 1,930 130 @7%B93% びえい牛、びえい和牛
22 居繹ョ肉牛牧場 北海道 B 4,500 250 400 2,000 - @100% 上旭牛
23 すすき牧場 福岡 A 4,500 120 - 3,200 - C100% 宗像牛
24 挙。嶺牧場 鹿児島 B 4,300 1,300 80 2,400 @70%B30% 肥育・一貫
25 新生飼料 東京 B 5,200 200
2,600
@70%E30% 鹿児島黒牛、藤嶺牛
26 株オオツカ(肉の大塚) 熊本 B,C 4,000 - 600 - - @80%B20% -
27 加藤牧場 群馬 B 3,950 - 300 1,700 3 @100% 新田牛、上州牛
28 高橋畜産食肉G 山形 B 3,800 - 180 1,800 - @25%B75% 蔵王牛、山形牛
29 熱田牧場 千葉 B 3,600 - 200 2,510 1,368 @8%A5%B86%D1% しあわせ牛
30 オークリーフ牧場 北海道 B 3,500 - - 5,000 - @85%A15%
31 鼻久保牧場 鹿児島 A 3,300 3,300 2,000 @100% 鹿児島黒牛
32 株 杉本本店 熊本 A 3,300 3,000 - 2,000 - @100% 黒樺牛
33 泣gヨニシファーム 北海道 A 3,000

1,900 - A100% 十勝豊牛
34 農 のざき 鹿児島 A 2,850 - - 1,680 - @100%
35 ジュンちゃん牧場 北海道 B 2,800 - 70 1,400 12 @4%A75%B21%
36 京都丹波牧場 京都 A 2,500 250 1,200 - @100%
37 (農)中山牧場 佐賀 B 2,400 400 1,200 - @100%
38 株 中央牧場 岡山 A 2,100 - - 2,100 - A3%B90%C7%
39 大野ファーム 北海道 A 2,000 1,740 - A67%B33% 未来めむろうし
40 有 有田牧畜産業 宮崎 B 2,000 100 1,200 - B100% EMO牛
41 帯広ファーム 北海道 A 1,860 - - 1,040 - @1%A27%B32%
42 阿波池田牧場 徳島 B 1700 150 550 1000 - @90%B5%D5%
43 小川共同牧場 鹿児島 A 1700 500 - 900 - @100% 鹿児島黒牛
44 松尾勝馬牧場 佐賀 A 1650 - - 920 - @100% 伊万里牛
45 澤井牧場 滋賀 A 1600 - - 1000 - @100% 近江牛
46 中国牧場 島根 B 1600 90 187 800 - @100% しまね牛
47 有 小林牧場 山梨 A 1,400 - - 750
B100% 甲州ワインビーフ
48 農 南州農場 鹿児島 B 1,300 - 410 380 - @100% 鹿児島黒牛
49 倉吉食品 株 香川 A 1,000 1,000 - - - B100%
50 加藤牧場 静岡 A 900 - - 500 - まろみ牛、宮崎牛
51 巨シ野 千葉 A 900 - - 500
A100%
52 キヨタ・ナチュラル・ファーム 大分 B 700 - 10 -
A100%

国産志向追い風に規模拡大の動き加速
飼養頭数14万頭、国内最大手の安愚楽共済牧場は、繁殖雌牛保有数は8万頭で、鹿児島県の6割に匹敵する。
上位36社の飼養頭数は06年に比較して10%伸び、大規模肉牛生産法人の規模拡大の動きが加速している。
BSE問題や、家畜排泄物法にたいする設備投資が一巡したことに加え、本来利益と規模を追求する企業型の経営管理手法が情報開示能力(トレイサビリティー能力の高さ)へと発展、いまや商品の安全・安心を打ち出す強力な武器となっている。
資金調達や川下への流通対策、農地取得に関する行政規制など規模拡大への障害・リスクは多いが、しばらくの間、産地を巡る各社の動向からは目が離せない。
今回の調査では、大半の法人が繁殖牛の導入など中長期計画の中で事業を進めていることが解る。 縮小した法人は、大半がこの間を品種構成や産地戦略の見直し時期に当てており昨今の「国産ブーム」で再び拡大意欲が鮮明となっている。今後は、「海外からの子牛導入を増頭する」・「繁殖雌牛を増頭する」など、生産体制の強化には各企業の戦略によって違いがある。

[注]
(1)飼養頭数、出荷頭数は50を除き、下2ケタを四捨五入
(2)品種割合は@黒毛和種A乳雄肥育牛B乳牛・和牛交雑種C外国産肉専用種Dその他
(3)経営タイプA:肥育専業 B:繁殖・肥育兼業または一貫、C:乳肉複合、D:育成専業
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