1. 涼しい時間の需要増
東日本大震災による影響で、今夏電力不足による節電が余儀なくされている。
家庭でも節電を呼び掛けていることから、今年は冷房をひかえた生活が考えられる。
そのため、出来るだけ涼しい時間での買物需要が高まることが予想される。
そのため、9時〜10時の「開店後」の入店客の増、18時以降「日没後」の来店客の増が考えられる。また、夕方のピークがやや分散する可能性も考えられる。
これは、節電による各企業の動きから、例えば9時〜18時の就業時間をフレックスタイムに切り替えたり、サマータイム制度導入で8時〜17時に変更するなど、現在対策が検討されているためである。
買物をする時間が少し変わることによって、売り込みの商材も変化に対応していかなければならない。来店客の増加する
- 日開店後と
- 平日夕方の長いピーク、
- 週末の開店後と
- 夕方涼しくなったやや遅い時間の来店。
の4パターンが考えられる。
2.来店時間に合わせた商品展開
- 平日の開店後朝市
この時間に来店するお客様は、家族を送り出した専業主婦とシルバーが層ほとんどであると思われる。
この層をターゲットに平日に売り込む商品展開を考えると、ポイントとなるキーワードは『安い』『簡単』である。
そして、朝一番からの商品化が間に合う商材であることを考慮すると、“豚肉の切落し”が朝市商品として最適である。
メニューとしては、家庭での冷房を昨年よりも減らしていることを考えると、涼味メニューに絞られる。
また、逆に若い主婦には暑いときには「辛いメニュー」というのも近年需要が高まってきている。「キムチ鍋スープ」は昨年の夏に需要が高く例年になく良く売れた。
この両方のメニューに対応できるのが、『豚冷しゃぶ用』である。今年は節電の影響から電子レンジ調理の蒸し料理が減ることが予想されるので、「冷しゃぶ」での展開が良い。
産地:安価で安定して値入のとりやすい輸入豚肉で展開する。
また、仕入れが可能であれば東北産被災地応援セールとして、今回の地震の被災地である福島、茨城を始め、宮城、青森産など使用すると、企業イメージUPにもつながる。
部位:トリミングの少ないロース、肩ロース、バラを使用する。
商品化:節電を意識して商品化時間が短い切落しタイプの冷しゃぶ用で展開。
トレー:通常使用するシステムトレーもしくは、タイムサービスと一目でわかる扇トレー
価格帯:380円
量目:300g〜400g
メニュー提案:冷しゃぶ、冷しゃぶサラダ、冷しゃぶ丼、キムチ鍋、豚バラキムチ炒め

- 平日の夕方のロングタイム夕市
平日の夕方から想定される夕市は、専業主婦に加えて会社帰りの主婦や男性も加えてターゲットが広くなる。
さらにフレックスタイム制度やサマータイム制度の影響で、ピーク時間がバラけることを想定すると、生肉での売り込みはややリスクを背負うことになるため、冷凍で売り込み量を調節できる商材であり、夕食の一品や翌日のお弁当商材としても使えるような商材であることがポイントとなる。
ポイントとなるキーワードは『簡便』『一品メニュー』『お弁当』である。
商品化が簡単で売り込みやすい“冷凍モモ焼き”“冷凍唐揚げ”が夕市商品として最適である。
あくまでも、夕食の一品と言うところに焦点を合わせて売り込む。
産地:仕入れ先に寄るが安価なタイ、中国産および国産鶏肉
部位:鶏モモ、鶏ムネ
商品化:ドラキュラマットをひき商品化。上から刻みネギや白ゴマなどをふると見た目にも美味しそうな商品に仕上がる。
トレー:刺身トレーなど一品料理に適したやや高級感あるトレーを使用
価格帯:198円〜298円の手に取りやすく、毎日買ってもよいと思わせる価格帯
量目:100g〜200gの小〜中パック
メニュー提案:夕食の一品、お弁当一品

- 週末祝日の開店後朝市
休みの日は家庭の節電を意識して外出したり、アウトドアに出かけたりすることが予想される。このため、この夏は比較的焼肉需要が高くなると想定。
また、午前中から家族での買い物も多くなると思われる。
ただ、必要以上の量目の商品は売れないので、売り込みやすい中型パックを中心に販売を強化していくとよい。
アウトドアでは、焼肉やバーベキューだけでなく、カレーなど作ることも流行している。このことから、朝市では焼き商材でもカレーでも使えるオールマイティな商品が求められる。さらに、 開店と同時に朝市を開催することを想定すると、平日同様に作業性が良く、さらに週末であるため単品が大量に、すぐに商品化できる切落しタイプの商品が望ましい。
ポイントとなるキーワードは『焼き』『カレー』『アウトドア』『作業性』である。以上のことから、“牛肉鉄板焼き用”の切落しタイプが最適である。
産地:安価で安定して値入のとりやすい輸入牛肉で展開する。
仕入れが可能であれば東北産被災地応援セールとして、今回の地震の被災地である福島、茨城を始め、宮城、青森産など使用して、消費者へも応援をよびかける。
部位:焼き商材でもカレー用としても使用できる肩ロース、バラを使用する。
商品化:節電を意識して商品化時間が短い「切落しタイプ」の鉄板焼き用で展開。
トレー:丸皿トレイ
価格帯:480円〜680円
量目:200g〜400g
メニュー提案:薄切り焼肉、巻き巻き焼肉、鉄板焼き、カレー、牛丼

- 週末祝日の夕方やや遅い時間の夕市
週末の夕市は、家族で外出から帰ってきたついでに寄る夕市が想定される。
週末は外食というのも多いので、主力となる生肉で夕市商品を攻めるのではなく、プラス一品メニューで売り切りタイプの商品で売り込みを強化していく。
このため、冷凍で売り込み量を調節できる商材であり、翌日のお弁当商材やおつまみメニューとしても使えるような商材であることがポイントとなる。
ポイントとなるキーワードは『おつまみメニュー』『お弁当』である。
商品化が簡単で売り込みやすい“冷凍はちみつあぶりどり”が夕市商品として最適である。
あくまでも、プラスアルファと言うところに焦点を合わせて売り込む。
産地:仕入れ先に寄るが安価なタイ、中国産および国産鶏肉
部位:鶏ムネ
商品化:一枚ではなく、一口大にカットすることが売れるポイント。
上から刻みネギや白ゴマなどをふると見た目にも美味しそうな商品に仕上がる。
トレー:サラダ用トレーや刺身トレーなど一品料理に適した清涼感のあるトレーを使用
価格帯:298円の手に取りやすく、毎日買ってもよいと思わせる価格帯
量目:200gの小パック
メニュー提案:酒の肴、お弁当一品
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