首都圏で注目の次世代型フォーマット量販店「ロピア」、徹底したディスカウントを目指す「オーケーストア」、豊かで楽しい食生活提案型スーパーマーケットを目指す「ヤオコー」の3店舗は、和牛から輸入肉まで品揃えしているものの、それぞれ違った打ち出し方、魅せ方をしてしのぎを削っている。
3店舗に共通して言えることは、高品質の黒毛和牛、高品質の国産豚肉、なども多く品揃えしているにも関わらず、ベーシックな商品まで品揃えしている点である。
特にロピアとオーケーストアは、精肉売れ筋アイテムを、原価に近い価格訴求で販売し、底値の価格を競っている点にある。この底値をお互いが競い合うことで、さらに、価格創造に拍車がかかっている。
ロピアに関しては単価ダウンを大型化パックにすることで、一品単価を落とさない商品作りで、大型パックに安さとお買い得感を与えることで売り切っている点にある。
オーケーストアは、経費を極限まで削減して価格訴求を追及している。
小型パックはノントレーでの商品化を積極的に進めている。
「袋入り」のパッケージでは、袋に入れるために、人手がかかり、肉を袋に入れるときに、袋に脂肪がつき見場も悪くなり、ノントレーである以外は、袋をトレーの代用にするにはメリットばかりではない。そこで、オーケーでは、肉をポリエチレンのフイルムシートに載せ、折りたたみ、3方をシーラであて、熱で袋とじをして提供していた。
これだと、袋に入れる手間が省け、3方を熱で止めるだけだから短時間に、綺麗に仕上がる。勿論、ノントレーの省エネパッケージになり、ランニングコストの大幅な削減になる。
中型大型パックに関しては、システムトレーによるコスト削減を行っている。
ヤオコーは、「短角牛」や「イベリコ豚」を積極的に導入して、加工度を上げた商品化で、他社との明らかな差別化を図っている。
日本の少子高齢化や世帯人数の減少で、量目を減らした商品化、逆行した大型パックの商品化、希少性の高い商品で魅せる商品化で、三者三様の売上の作り方であるが、並外れたパワーを感じることが出来る。
ロピアの牛肉は「黒毛和牛、みなもと和牛、みなもと牛、国産牛、アメリカ産牛、オーストラリア産牛」と幅広く品ぞろえしている。
ブランド名に加えて、「5等級」や「4等級」などグレードも表示することで差別化を図っている。
この表示を使った上手いところは、「交雑牛」に関しても4等級など表示している部分で、一般消費者には「みなもと牛 4等級」というと、和牛のA4等級と見えてしまうところである。
4等級は、サシの入り方や、色や脂肪色は、和牛も交雑牛(国産牛)も同じである。
品質的には見た目は、ほぼ同等なので、高品質が安い!という印象を消費者に与える。
この4等級の交雑牛を「100g498円」前後で販売することで、「良品が安い!」、「単なる安売りではない」という印象を消費者に与えている。
100g単価が安いこともあり、「超厚切りステーキ」や「厚切りステーキ」の2枚入りなども多く販売している。
この戦略は他社とは圧倒的に差別化されており、他社が真似できない魅力的な売場を作る一つの特徴といえる。
このような、魅せる商品については、黒トレーや変則蓋付きトレーで差別化を図っている。
また、「大容量パック」が多く販売されていることが、ロピアの特徴的な売場である。
「メガ盛りパック」コーナーが売場に設置されており、システムトレーなどで販売することで割安感を演出できている。鶏肉や豚肉だけでなく、牛肉のメガ盛りも用意されていることには驚かされる。
関東の量販店では珍しく、生の牛内臓関係の品揃えも充実しているので、「ホルモンヌ」、や、「焼き肉好きのヘビー級」には、リピートする消費者も多いと思われる。
競合店にはない商品群を品揃えしているため、買い物が楽しめる。
ちょっとした、他社と違う品揃えが、上手く、消費者の心をとらえているといえる。
商品化に関してはステーキや焼肉など店内加工している商品もあるが、国産豚ローススライスなど定番商品はプロセスセンターからのアウトパックで作業の効率化を図っている。
【売場レイアウト】
売場は客導線の頭から「メガ盛りパックコーナー」を展開している。
他社とは違って、圧倒的に大容量パックで迫力ある売場作りを行っている。
大容量パックといっても、500gや800gではなく2㎏オーバーの「100g98円 ハンガリー産 豚バラ切落しシャブシャブ用」や「米国産サガリ(ハンギングテンダー)焼肉100g118円」の品揃えをしているのであるから消費者は圧倒される。
量販店の冷凍コーナーといえば、死筋が並んで冷凍やけしている商品が並んだお店も少なくないが、ロピアではメガ盛りパックがどんどん売れている。
2㎏といっても1500円~2000円程度で商品が購入できるのであるから、魅力的と言わざるを得ない。
メガパック以外の通常アイテムでも「米国産Tボーンステーキ100g398円」など、競合店では売っていないアイテムも多く品揃えしているのである。
チルドケースの陳列も豪快でボリューム感がある。
ポイントとなるのが「単品大量販売の売場作り」である。
平台エンドは特売や広告の品が並ぶが、エンドに1アイテムか2アイテム並ぶ程度。そのアイテムを大量に並べることで迫力ある売場作りを行っているのである。
定番コーナーにおいても、1アイテム、5フェイス展開6フェイス展開は当然で、消費者も見やすい売場になっていることと思う。
広告の品は店内1か所だけでなく、2か所3か所で山積みすることで拡販している。この売場作りは、ほかの量販店では真似できないのではないかと思う。
こんな山積みのアイテムが多い中、「みなもと牛」(もちろん、このブランドも山積み)や「千葉県産ハーブ鶏、千葉県産三元豚」など自社のブランド食肉の打ち出しを積極的に行い、「コダワリ」を上手くアピールしている。
平台一本がそのブランド1色で埋まっているので、埋もれたブランドになっていないのである。
【単品商品にフォーカス】
主力商品価格表
ブランド | 産地 | 商品名 | 単価円/100g |
鹿児島県産 | 鹿児島県 | 黒毛和牛ヒレステーキ(シャトーブリアン) 国内最高ランク5等級 | 698 円 |
鹿児島県産 | 鹿児島県 | 黒毛和牛サーロインステーキ 国内最高ランク5等級 | 698 円 |
みなもと牛 | 千葉県 | 牛ヒレステーキ(シャトーブリアン)4等級 | 698 円 |
みなもと牛 | 千葉県 | 牛サーロインステーキ 4等級 | 398 円 |
みなもと牛 | 北海道 | 牛ランプステーキ(もも) | 398 円 |
みなもと牛 | 栃木県 | 牛霜降りカルビ焼肉用(ばら) | 495 円 |
アメリカ | 牛バラ焼肉用 | 213 円 | |
ロピア厳選三元豚 | 千葉県 | 豚ローススライス | 98 円 |
ロピア厳選三元豚 | 千葉県 | 豚バラスライス | 128 円 |
ロピア厳選三元豚 | 国産 | 豚切落し(かた、もも、ばら) | 78 円 |
ハーブ鶏 | 千葉県 | 若鶏モモ肉 | 88 円 |
ハーブ鶏 | 千葉県 | 若鶏ムネ肉 | 58 円 |
ハーブ鶏 | 千葉県 | 若鶏ささみ | 78 円 |
ハーブ鶏 | 千葉県 | 若鶏手羽元 | 68 円 |
はかた一番どり | 福岡県 | 若鶏もも肉 | 158 円 |
はかた一番どり | 福岡県 | 若鶏ムネ肉 | 78 円 |
はかた一番どり | 福岡県 | 若鶏ささみ | 128 円 |
はかた一番どり | 福岡県 | 若鶏手羽元 | 98 円 |
黒毛和牛が格安で販売されているだけでなく、グレードをしっかりと打ち出して販売し始めたディスカウント店である。
「A4・A5黒毛和牛」に絞って販売することで仕入れから販売までのシステムが出来ており、利益を残しつつ安く品のよい商品を提供している。
「A4・A5黒毛和牛」の価格は競合よりも安く品ぞろえも豊富。
「黒毛和牛A4サーロインが100g539円」という価格で販売している企業は日本には無いであろう。想像を絶する「安さ」である。
トレーに関しては、中型大型パックはシステムトレーに統一化することで、無駄な経費を抑えている。
小型パックは「ノントレー」で、フィルムパックを使用している。
1枚5円6円する小型パックもフィルムパックに変更することで、大幅なコストカットが出来ている。
このノントレーは、鶏肉や豚肉だけでなく和牛や挽肉でも行っており徹底している。
一部、唐揚げ用やハンバーグ用でビニール袋にしているものもある。そのまま、粉や材料を入れれば手を汚さず調理をすることが出来る。
「ラベルシール(JANコードシール)」には細かく商品説明が記入されている。
商品特長や食べ方に加えて、生産者の名前も書いていることで競合他社との差別化を図っている。
商品は大型中型パックをメインに品揃えしているが、小パックの品ぞろえも豊富なため、買いやすい売場作りとなっている
【売場レイアウト】
主通路に沿って冷凍コーナーからスタートするのはロピアと同じであるが、品揃えの内容が全く違う。
冷凍コーナーは大容量パックというよりもバラ凍結商品が多く、量目も300g~500g程度。日常買い出来る、家庭の冷蔵庫在庫になるアイテムの品揃えである。
多段ケースに陳列された精肉コーナーは、グレード別に品揃えされている。
和牛コーナーからスタートし「ステーキ、焼肉、うすぎり、極うすぎり」の品揃えがある。
和牛はA4の品揃えであるが、もっとも高いアイテムでもA4リブロースの100g539円である。
A5等級で最も高いものは「肩ロース(ハネシタ)」で、100g521円で、安価にグレードの高い和牛が購入できる。
「和牛うすぎり」でも小パックでノントレーアイテムを品揃えしている。
豚肉コーナーでも「黒豚、長寿豚、白豚(通常豚)」の品揃えがあり、それぞれ中型パック、大型パックはシステムトレー、小型パックはノントレーで品揃えされている。
鶏肉に関しても「霧島鶏」と「若鶏」の品揃えがあり、システムトレーとノントレーを使い分けている。
オーケーストアは牛豚鶏挽肉の順番で基本に乗っ取った売場作りを行っており、さらにその中でアッパーグレードの商品とベーシックアイテムの品揃えを必ずしている。
さらに小型パックはノントレーを使用することでコストダウンを図っていると思われる。
※色の濃い部分がノントレーの売場。システムトレーの横にノントレーがそれぞれ縦陳列されている状態である。
【単品商品にフォーカス】
主力商品価格表
ブランド | 産地 | 商品名 | 税抜き | 単価円/100g |
国産 | 和牛 黒毛A5ももステーキカット | 359 円 | ||
栃木県 | 和牛 黒毛A5肩肉切落し | 413 円 | ||
宮城県 | 和牛 黒毛A4リブアイロールステーキカット | 539 円 | ||
群馬県 | 和牛 黒毛A4サーロインステーキカット | 539 円 | ||
群馬県 | 和牛 黒毛A4ロース極うすぎり | 539 円 | ||
群馬県 | 和牛 黒毛A4上カルビ(友バラ) | 476 円 | ||
オーストラリア | 牛はらみ焼肉用(内臓肉) | 229 円 | ||
オーストラリア | 輸入牛リブロースステーキカット | 369 円 | ||
かごしま黒豚 | 鹿児島県 | 黒豚ロースうすぎり | ノントレー | 239 円 |
かごしま黒豚 | 鹿児島県 | 黒豚バラ極うすぎり | 219 円 | |
かごしま黒豚 | 鹿児島県 | 黒豚切落し(肩、もも、バラ) | ノントレー | 159 円 |
琉球長寿豚 | 沖縄県 | 豚ロースうすぎり | ノントレー | 209 円 |
琉球長寿豚 | 沖縄県 | 豚バラうすぎり | ノントレー | 189 円 |
琉球長寿豚 | 沖縄県 | 豚肩うすぎり | ノントレー | 139 円 |
千葉県 | 豚ロースうすぎり | 129 円 | ||
千葉県 | 豚バラうすぎり | 130 円 | ||
千葉県 | 豚小間切れ | 95 円 | ||
アメリカ | 輸入豚バラうすぎり | 119 円 | ||
アメリカ | 輸入豚ロースうすぎり | 98 円 | ||
霧島鶏 | 宮崎県 | 鶏むね肉 | ノントレー | 79 円 |
霧島鶏 | 宮崎県 | 鶏ささみ | ノントレー | 129 円 |
霧島鶏 | 宮崎県 | 鶏もも角切り | ノントレー | 149 円 |
国産 | 若鶏もも肉 | 85 円 | ||
国産 | 若鶏むね肉 | 49 円 | ||
国産 | 若鶏手羽元 | ノントレー | 59 円 |
「栃木県産和牛黒毛 A5 肩ロースステーキ 100g521円」
ラベルシールには個体識別番号の他にも等級が記載されていることがポイント。
棚についている品名POPには「和牛肩ロース(ハネ下)A5」と肩ロースだけでなく、さらに細かなハネ下という事まで表示を行っている。
やや縦置きトレーに余裕がある感じがするが、周りのトレーを見ると同じトレーを使用しており、トレーのアイテムを減らして在庫管理を簡素化しているという事がわかる。
「群馬県産和牛黒毛 A4 特選カルビ(ミスジ)100g521円」
和牛のミスジを使用した焼肉用アイテム。
ラベルシールには「肩肉の中で最も霜降り(サシ)のある希少部位です。」の表示がある。
厚みは8㎜程度にカットされており、肉感を味うことのできる厚みでカットされている。
「国内産若鶏ももてり焼き味 100g 95円」
業務用てり焼きのたれを使用した鶏モモのタレ漬け商品。量販店では定番のタレ漬けアイテムであるが、ロピアでは品揃えのないてり焼きや山賊焼のたれの品揃えで差別化を行っている。
「千葉県産豚赤身ひき肉 100g109円」
豚挽肉に関してもノントレーで展開している。
少量パックをノントレーで展開しており、200g程度の挽肉はノントレーである。
ノントレーで挽肉といえば、指でおして指の跡がたくさんついてしまうのではないかという不安感があるが、意外と綺麗な状態で陳列されている。
今回の3店舗でノントレーを大々的に販売しているのはオーケーストアのみで、差別化を図っている。
新鮮でおいしい商品を豊富に品揃えし、地域のお客様に感動と笑顔を提供する店づくりのヤオコーは、鮮度感を演出するためオードブルから牛肉コーナーは低多段で作業場が見えるようになっている。
ヤオコーといえば、工夫を凝らした商品やセット商品が多く販売されているイメージであるが、この店舗は比較的ベーシックアイテムで展開されている。
外気温が下がり始めている11月の調査ではステーキや焼肉売場を縮小して、しゃぶしゃぶ売場を広くアイテムを多くとっており、時期に合わせた提案が出来ていると感じた。
牛肉は「短角牛、国産牛、九州産黒毛和牛、豪州産プライムランドビーフ、豪州、米国産」とアイテムによって仕入れを行っていることが伺える。
豚肉は「イベリコ豚、米国産、さつま黒豚、白豚(通常豚)」に加えて「冷凍のフランス産」が使用されている。
主には「さつま黒豚」と「国産豚」の品揃えであるため、雑然とした感じは受けない。
鶏肉は「名古屋コーチン、岩手がも、匠鶏、香味どり、若鶏」の品揃えがある。
「香味どり」と「若鶏」は白のシステムトレーを使用しており、ラベルシールと品名POPに香味どりと書かれているが、見た目は若鶏と同じで品名シールが貼られていないため、香味どりの位置づけがややぼけている感がある。
【売場レイアウト】
精肉売場は「オードブル」からスタートする。
比較的定番のロースト関連も販売しているが、ミートデリカでは蒸し鶏を使用したマリネが拡販されていて面白い。
オードブルから続く牛肉コーナーは「ステーキ」からスタートするが、主力は「豪州産プライムランドビーフ」の「サーロインステーキ」。
これは他店でも主力アイテムとして販売されている。ステーキでは他に短角牛と国産牛の品揃えがある。ヤオコーの和牛は短角牛を使用していることで、競合店とは差別化を図っている。
価格では勝負せず、希少牛肉で勝負することで魅力的な商品を提案している。
ステーキ焼肉と牛肉コーナーが続き「牛切落しコーナー」から多段ケースに代わる。
「しゃぶしゃぶコーナー」も大きく取られており、牛豚合わせて12アイテムのしゃぶしゃぶ用が陳列されている。
牛肉でも和牛2アイテム、豪州3アイテムの品揃えをしており、「しゃぶしゃぶコーナー」は幅広く展開していることがわかる。
豚肉は「さつま黒豚コーナー」が縦陳列され「国産豚コーナー」と差別化している。
鶏肉に関しても黒色で仕切られた「匠鶏」は「香味どり」、「若鶏」と区別されている。
【単品商品にフォーカス】
主力商品価格表
ブランド | 産地 | 商品名 | 税抜き | 単価円/100g |
短角牛 | 岩手県 | 短角牛ロースステーキ用 | 743 円 | |
短角牛 | 岩手県 | 短角牛ヒレステーキ用 | 743 円 | |
短角牛 | 岩手県 | 短角牛バラカルビ焼用 | 474 円 | |
北海道 | 牛サーロインステーキ用 | 広告の品 | 598 円 | |
プライムランドビーフ | オーストラリア | 牛サーロインステーキ用 | 広告の品 | 250 円 |
オーストラリア | 牛ハラミ焼肉用 | 358 円 | ||
アメリカ | 牛バラ(チャックリブ)カルビ焼肉用 | 広告の品 | 380 円 | |
オーストラリア | 牛肩ロースしゃぶしゃぶ用 | おすすめ品 | 196 円 | |
国産 | 豚ロースしゃぶしゃぶ用 | 248 円 | ||
国産 | 豚バラしゃぶしゃぶ用 | 188 円 | ||
イベリコ豚 | スペイン | イベリコ豚肩ロースしゃぶしゃぶ用 | 解凍 | 298 円 |
アメリカ | 豚ロースしゃぶしゃぶ用 | 138 円 | ||
さつま黒豚 | 鹿児島県 | 黒豚ロースうす切り | 284 円 | |
さつま黒豚 | 鹿児島県 | 黒豚バラうす切り | 236 円 | |
さつま黒豚 | 鹿児島県 | 黒豚こま切れ | 189 円 | |
国産 | 豚ロースうす切り | おすすめ品 | 208 円 | |
国産 | 豚バラうす切り | 188 円 | ||
国産 | 豚小間切れ | おすすめ品 | 99 円 | |
匠鶏 | 国産 | 鶏モモハーフカット | 160 円 | |
匠鶏 | 国産 | 鶏モモ唐揚、煮物用 | 179 円 | |
匠鶏 | 国産 | 鶏ムネ | 122 円 | |
香味どり | 国産 | 鶏もも | 112 円 | |
香味どり | 国産 | 鶏ムネ | 55 円 | |
国産 | 若鶏手羽元 | おすすめ品 | 65 円 |
橋本駅前にはロピア、イオンが立地し、徒歩10分圏内にオーケーストアが店を構える。ヤオコーは隣駅から徒歩15分圏内に立地しているため、自動車での来店と近隣住民のスーパーの位置づけとなる。ロピアは駅直結のため、電車帰りの主婦の需要も高く、今後も購入頻度の高い店舗になることが予想される。
精肉売場では、高品質でお買い得なロピアは、オーケーストアのディスカウント要素とヤオコーの品質の良さを兼ね備えた、まさに次世代型フォーマット量販店となっている。
ロピアの良いところは、高品質で魅力的な価格設定な部分であるが、そのぶん内容量は多く単身者や2人世帯などにはあまり向いていないかもしれない。その面では、オーケーストアは単価が安く、少量パックも品揃えしており、なおかつエコに対して意識の高い若い世代の需要にマッチしているといえる。
ヤオコーは、高品質でよりよい暮らしを目指す地域密着店の位置づけで、高品質なアイテムから、安価でも安心感のある商品群の品揃えをしている。
それぞれにメリットがあるが、内容と立地を考えるとロピアが一歩抜きに出ている。
商品力、買い回りの楽しさ、魅力的な価格感が集客力の源である。