国産内臓肉で作る牛・豚内臓焼肉売り場
  
「国産フレシュ内臓肉をセットで販売 ミートザミート福崎店」

ミートザミート 福崎店(本社 横浜市 寺林 和雄社長)は、(株)銀ビル(本社 姫路市)が運営する ボンマルシェ 福崎店に「牧場」という店名の精肉部にテナント出店をしている。

売場 生肉78尺、肉惣菜24尺の平ケースで展開。

BSE発生当時は一時的な売上減少が見られたが、現在は客数売上ともに前年をクリアーし、加工肉を除く月間売上は3500万円。

牛肉の構成比は加工肉を除く売上の約半分で、その中の7%が牛肉の内臓肉の売上になる。(輸入牛タン・ハラミを含む)
豚肉の内臓は、昨年から販売を始め、最近よく売れるようになってきた。

「内臓肉」は、1頭セット単位で「大浦ミート」(加古川志方町志方)から、志方町の食肉センターで処理された国産のフレシュの内臓だけを毎日仕入れて販売している。

従って、内臓肉は商品供給がある分だけの売上がメインで、アメリカ産のタン・上ミノ・ハラミ・ラージーインテステインが国産で手当てできない分、また特売等のスポット販売で加わることになる。

ハラミのアメリカ産「ハンギングテンダー」を味付けの特売として、また、チルドアウトをスポットで販売しているが、ベースは国内産の内臓セットが中心になる。

冬場は、「はらみ・さがり」のアカモノが中心によく売れ、気温の上昇とともにシロモノがよく売れるようになってきている。(ミートザミートデビジョン 玉木功営業部長)

豚の内臓も場所が関西という事ともあり豚の内臓は手がけていなかったが、これも食肉センターからの鮮度のよいフレシュで販売している。豚の内臓肉は牛に比べて臭みが少ないことや、栄養価が高いこと、また炒め物に豚レバーを使うテレビ等の料理の紹介があり 徐々に関西といえども定着しつつある。
  
内臓肉を売り込むポイントは、まず、売場の精肉での「焼肉コーナー」の充実にある。 精肉と内臓肉との相乗効果で充実した販売ができるので、まずは、カルビ等の焼肉をシッカリ売り込むことからはじめている。(玉木 部長)

牛タンは、「塩タン」として、焼肉の定番になっている。

「塩味」がキーワードになり、「トントロ」「豚カルビ」など、豚肉アイテムが消費者の抵抗なく受け入れられてきている効果が大きい。

牛タンとミックスした「トントロセット」。タンを中心に各種カルビをセットした「焼肉セット」など、単品を中心に週末はセットアイテム、味付けの量販アイテムが伸びてきている。

これは、学校の週休2日制ということもあり、週末での焼肉需要は今後伸びていくと期待している。(前出 玉木部長)

新鮮で、甘味があって美味しいフレシュの内臓肉は新鮮なほど匂いがない。

BSEでの打撃も昨年末から内臓肉に関してはいち早く取り戻せた。

これは、新鮮な内臓肉を求める固定客に支えられているからで、そういう意味ではお客は内臓肉を買う店舗を決めていることにもなる。

「内臓肉+精肉」の強化が、固定客作りと売り上げつくりのポイントである。 

内臓肉写真キャプション
*番号をクリックすると、画像がご覧になれます。

01.DSCF−325 ミートザミート福崎店

02.DSCF−329 牛内蔵肉と昨年から導入した豚内蔵肉売場

03.DSCF−322 「焼肉コーナー」に隣接して「内臓肉コーナー」を設置。

04.DSCF―336
 国産牛内蔵肉の単品アイテムを焼肉中心に展開

05.DSCF―292 国産フレシュの「牛レバー」は加熱用の表示で販売。

06.DSCF―302 「ハツ(心臓)」は、鮮度がよければレバーよりも焼肉では食べやすいと人気。

07.DSCF―304 1頭セット購入なので、「テール」なども販売。夏には焼肉用で商品化する。

08.DSCF―288 人気の「上ミノ」は、アメリカ産を中心に販売。

09.DSCF―287
 「赤センマイ」は、「ギアラ」などの表示で焼肉屋では人気の商品になった。

10.DSCF―289 「シマチョウ(大腸)」は100g248円でも、人気の商品。国産の甘味の脂肪は輸入では味わえない商品。

11.DSCFー301 「センマイ」は、塩もみなどし、よく洗って商品化する。

12.DSCF―286
 「小腸」は、焼肉ばかりでなく「ホルモン鍋」などの煮こみにもつかえる。

13.DSCF―290 「ミックスホルモン」は、セットで購入し販売している場合には不可欠なアイテム。

14.DSCF―318 味付けの「ミックス」も味噌味で漬け込み、味付けの商品と併売する。

15.DSCF―331 「コテッチャン」や「元気焼き」などの牛小腸の調理済みも消費は回復した。

16.DSCF−303 タン塩と同じく塩味で食べる「豚トロ」もクロスで販売。

17.DSCF―332 「牛タン」はアメリカ産を中心に量販する。焼肉のメイン商材。

18.DSCF―324 国産のタンは100g480円から598円で販売。固定客がつきやすい。

19.DSCF―319 タンを中心のセットアイテム。「タン+豚トロ」、「タン+カルビ各種」など。

20.DSCF―297 豚肉の内臓もフレシュで定番化した。

21.DSCF―299 健康・栄養・価格、味が牛よりあっさりしている。と言う点で豚の内臓も売れてきている。

22.DSCF―300 売れ筋は、タン・レバーで、焼肉炒め物用。

23.DSCF―298 炒め物として関西地区でも豚レバーは食べられてきている。

24.DSCF―295 豚の「カシラ肉」は、肉と同じ感覚で焼肉で食べられる。

25.DSCF―294
 「白モツ」は、味噌味で焼肉用。

26.DSCF―296 「ボイルガツ焼肉用」

27.DSCF―335 焼肉専門店のホルモン用の味噌たれをクロスで販売。

28.DSCF―305 牛のカシラ肉と、豚かしら肉の販売。食感は肉と同じ。

29.DSCF―315 冷凍ケースで、「豚耳」や「トンソク」を販売。

30.DSCF―316 冷凍の豚耳100g48円で販売。コラーゲンが豊富等で需要はトンソクと同じく伸びている。