「トレイサビリティー・売場でどう表現すればよいのか?」
―――見切り発車の中でのトレサビ対応策―――
 
「牛肉生産履歴を義務化 「再生プラン」工程発表」

武部農水大臣は、消費者を重視した農林水産政策への改革内容と今年度から3年間の実地日程を盛り込んだ「食と農の再生プラン」を発表した。

これによると牛肉の流通業者すべてに法律で、産地や品種など基礎的な生産・流通情報を消費者に提供するトレーサビリティー(生産履歴を追跡する仕組み)の導入を義務つける方針を打ち出したのだ 。

あわせて、生産者名や飼料など、生産・流通業者が自主的に提供する詳しい生産・流通情報を法的に保障するため、「生産工程履歴JAS規格」を今年度中に制定する予定。

今のところ、トレイサビリティーの牛肉への義務付けは国産に限る予定だ。

流通コストの上昇をどう抑えるか、誰が負担するか、輸入品に対して有利販売につながるか、などが具体化への課題となりそうだ。

他の畜産物や青果物・米・養殖水産物にも来年度から順次導入するが、義務つけるかは今後の検討課題になった。

このことによって、消費者に透明性のある、生産から流通の情報の開示が精肉売場に不可欠になったということである。
従って、小売業者は、どのようにして取り扱いの食肉のトレイサビリティーを消費者に伝えるかがこれからの大きな課題となった。

行政がイニシアチブを取って具体的な方法を提供してきていない中でのプランだけの発表であるが、小売の現場の中では、行政の指針に対してのいち早くの取り組みが消費者信頼の獲得になるだけに、ジーと待っているわけには行かないのが現状である。


すべてが 手探りの中ではあるが、各社、行政の指導を待つまでも無く自身の取り組みを始めている。

そこで、どのように対応していく方法があるのか?
現段階での、取り組み方について考えてみたい。

「トレイサビリティーは業界の意識を変える」

BSE(牛海綿状脳、狂牛病)を契機に高まった食への安全意識。
また、牛肉の偽装問題・偽装表示などで、食肉に対する不信感が増した。

消費者の食肉に対する不信感もピークに達したことから流通にも大きな変化が出てきた。

それは、産地出生のはっきりした食肉が消費者に求められているのだ。

消費者の不安解消に向け、イオンやヨーカ堂を中心に牛肉の生産履歴を公開する動きが広がっている。
偽装問題をはじめとする食品への不安を払拭するため、欧州ではすでに採用されている「安心安全」に対するトレイサビリティーを売場で表示するものである。

牛肉の起源から消費の最終段階まで追跡していくシステムで、牛肉などの生産履歴がすぐにわかるような新たなシステムの構築がそれである。

現在国が進めているトレイサビリティーは、全国で飼養されている牛に10桁の固体識別番号を打ち込んだ耳標で識別を行う。

これによって、得られる情報は「生年月日、性別、品種、出生地、移動暦、死亡年月日と言う6項目の情報だが、これに、給餌飼料 関係団体・機関などの情報も取り込んで さらに情報を詳しく消費者に伝えようと言う動きが多いのが現状である。

トレイサビリティーは販売商品の飼育から加工・流通を経て、消費者の口に入るまでの全てのルートをたどることが出来るように記録を開示し、保持することである。

「トレイサビリティーは業界の意識を変える」

BSE(牛海綿状脳、狂牛病)を契機に高まった食への安全意識。
また、牛肉の偽装問題・偽装表示などで、食肉に対する不信感が増した。

消費者の食肉に対する不信感もピークに達したことから流通にも大きな変化が出てきた。

それは、産地出生のはっきりした食肉が消費者に求められているのだ。

消費者の不安解消に向け、イオンやヨーカ堂を中心に牛肉の生産履歴を公開する動きが広がっている。
偽装問題をはじめとする食品への不安を払拭するため、欧州ではすでに採用されている「安心安全」に対するトレイサビリティーを売場で表示するものである。

牛肉の起源から消費の最終段階まで追跡していくシステムで、牛肉などの生産履歴がすぐにわかるような新たなシステムの構築がそれである。

現在国が進めているトレイサビリティーは、全国で飼養されている牛に10桁の固体識別番号を打ち込んだ耳標で識別を行う。

これによって、得られる情報は「生年月日、性別、品種、出生地、移動暦、死亡年月日と言う6項目の情報だが、これに、給餌飼料 関係団体・機関などの情報も取り込んで さらに情報を詳しく消費者に伝えようと言う動きが多いのが現状である。

トレイサビリティーは販売商品の飼育から加工・流通を経て、消費者の口に入るまでの全てのルートをたどることが出来るように記録を開示し、保持することである。

そうすることで、より正確な情報の提示と、表示に不正の無い販売が出来ることを消費者は理解するからである。

「トレイサビリティーは、改善と向上の突破口」

牛肉のトレイサビリティーは、子牛がどこで生まれたかの確認から入るが、銘柄牛ならば血統や、将来トレイのラベルに記入することを考慮すると、「地産地消」ではないが、移動歴が県内や、同一地域のほうが表示しやすいことは言うまでも無い。

そういう意味では、子牛を他県や地域外から導入しても、主な肥育地を銘柄牛と認定している現制度は、消費者から見たら、誕生地が産地と言われる可能性もある。

そうすれば、「脱ブランド」の、トレサビが明確で消費者の信用を獲得した新しい取り組みのブランドを地域の消費者が受けいれる時代が2〜3年後に来るかもしれない。

また、飼料の情報は重要で、ベースの濃厚飼料やサプリメントの情報で、消費者が健康に良い。美味しいと判断する材料の提示になるからである。
消費者が食肉を選択する要因の一つに飼料におけるハーブやネッカなどの牛を健康に活性化させるサプリメントは重要だからだ。

行政任せの情報の開示でなく、それぞれの小売の工夫で提供していくほうが、行政の制度の整備が出来るまでの間つないでいく必要がある。

大手チェーンストアーは、トレサビで安心・安全性を強調した食肉の展開を計ってくるために、そのような表示の無い食肉に消費者の信頼が薄らぐことは明白だからである。
そのために、現状販売している食肉全体をこの際に見直して、小売サイドから一つ一つ確認する改善の良い機会と捕らえることである。

血統・誕生・飼料・飼料のサプリメント・飼育方法・生産者・と畜・加工工場・流通業者・小売り、までの流通経路を、具体的に表現し、質問事項や問い合わせがすぐにできるような仕組みを、流通をさかのぼって構築していくことがこれから必要である。

「トレサビの出来ない食肉は販売しない(しても売れない)時代」

 牛肉はかりでなく、豚肉・鶏肉、加工肉までも生産から流通・販売までの情報を消費者に売場でわかりやすく開示する。

 ホームページでも、取り扱う食肉については、売場と同じくトレサビの情報を公開して、販売している商品についての理解と認識を促す良い機会である。

 とくに、ホームページでは、出来るだけ多くの情報を消費者に知ってもらおうとする努力が必要である。消費者からも、多くの意見や情報をメールで獲得することが出来るからだ。

 ホームページでは、A―4版で縦で掲載し、売場ではA―4ヨコ版で表示する。これは、消費者にとって非常に判断しやすい形態で、このようなことを実行することが必要である。

 トレサビの表示の中に、自社のホーメページのアドレスは当然のこと、「トレイサビリティー担当バイヤー」を設け、明確な窓口を設けることもポイントである。

 そういう意味では、小売りにとって、ネット上で情報公開できるホームページを持つことはこれから不可欠、ともいえる。

 牛肉のカテゴリーで言えば、
  黒毛和牛の銘柄(脱ブランドでもよい) 例えば Aー5 クラス
  量販できる黒毛和牛    例えば A―3  クラス
  大衆牛肉の 2クラスの ホルスタイン種
  価格訴求用の アメリカ産チョイス その他。

豚肉のカテゴリーで言えば、
  ハイクオリティーの黒豚、あるいは 脱黒豚で 餌・飼育方法にこだわった豚肉
  量販するための通常豚

のような、商材の構成で消費者に判断がつきやすい食肉の構成を再構築して、わかりやすいトレサビを表現していただきたい。

 (原稿中の、デジタルのトレサビPOP(HP用・店頭用含めて)の作成の代行をいたします問い合わせは info@tsukishiro.com  まで)