「値頃で販売!! 牛タンしゃぶしゃぶ用」
 
「02年度も4万トンを越す輸入量」
2001年度の「牛タン」の輸入量は、フローズン 4万1067トン。(うち米国産2万8631トン)
チルド 1万3038トン、の5万4105トンであった。

2002年度の輸入量は、6月までに、フローズン1万6707トン(うち米国産1万2582トン)。チルド4379トンで、02年度の「牛タン」の輸入量は4万トンを超えるものと推定される。

単一部位で4万トンというと、02年度の牛肉の流通量が部分肉ベースで約90万トンといわれる中で、もっとも多く食べられている牛肉商品の一つと言える。

輸入される牛タンには、「皮付き・ムキタン・ボデイタン・タンアイログ」など、様々なスペックがあるが、1本が1キログラムと考えると、その4万本で、4000万本の牛タンが輸入されたとも考えられる。
これは、02年度の牛の処理が約130万頭とすると、日本の生産量の約31倍が輸入されたことになる。

01年度で考えると、129万頭の牛肉のト畜があったので、5万4100トンとして、日本の生産量の約42倍の本数が輸入されたことになる。

「牛タン」はこれだけ大きなマーケットにがなったと言うことである。

「フローズン・ボデイタンからのシャブシャブ作り」
1.タンサ先カットを使用する。 2.まず、タンを縦割りにする。 3.スライスする方向は、タンのサイドから。
4.切り口からスライスすることでロスが少なくなる。 5.スライスは薄く1ミリで。 6.スライスの面が広いので、牛肉と同じ用に盛り付ける。
7.シャブシャブ用のタレを添付して100g198円から280円で販売。
「値ごろで販売できる牛タン」
牛タンの価格も、日本がアメリカ産の9割近く輸入したことや、焼肉の外食では、まず「塩タン」からオーダーする習慣が多く根付いたことにより、価格が高値安定したが、最近は、「冷凍・スキンオン」で700円/Kg前後で、スキンオフにすると、約830円/Kgで、ボデイタンにすると約910円/Kgになる。(歩留まりは、リテイルガイドブックを参照)

100g198円でシャブシャブ用や、塩タン焼肉用で販売でき、国産牛肉の価格高騰で、牛肉に値ごろ感が打ち出せない中で「牛タンスライス」は値ごろで販売できるアイテムである。

冷凍ばかりでなく、チルドのタンのアイテムと併売することで、牛タンのカテゴリーの強化につながるので、是非「フローズン・チルド タン」の併売をして欲しい。

「チルドスキン・オン からの「タン塩焼肉用」作り」
1.スイスカットタン。 2.タン先から付け根にそってカットする。カットの残りが無いように。
3.シャブシャブ用なら1ミリに。焼肉でも薄く2ミリにカットする。 4.塩コショウや「タン専用の付けタレ」などを添付して商品化する。100g98円から380円で販売。