食肉の安全性・優位性 訴求で食肉需要を伸ばす2007年度

日本人が年間に食べるコメは785万トン(04年度)、ほぼすべて国内産。
トウモロコシの輸入量はコメの2倍以上の1650万トン(04年度)、7割以上が家畜の「飼料」として消費され私たちはできた肉を食べる。

日本はいまや、コメの国ではなく、「肉の国」かもしれない。
食料自給率は供給熱量ベースで40%しかなく、農業は弱体化している。


畜産農家には06年以降、飼料にする穀物の価格上昇が止まらないのだ。
特にトウモロコシは、06年前半1ブシェル(25.4Kg)あたり2ドル台前半であったものが、12月には3.7ドルまで上がった。新用途としてトウモロコシの燃料化が加速しているためで、07年は4ドルに乗り、7月の天候が悪ければ5ドル台になり、瞬間的には6ドル台をつける可能性があり、高値は2年は続くと言われている。また、大豆もバイオディーゼルニスルエンエルギー需要が増えている。
06年にはオーストラリアが旱魃で6割減の穀物生産量となった。
これも、国際価格を上げる要因になっている。
中国は94年に穀物輸出国から輸入国になり、95年から96年の暴騰を招いた実績がある。中国国内の穀物消費は拡大し続けている。

経営体力の無い国内の畜産農家は、この1から2年で廃業の危機に陥る可能性が高い。
世界の食品と穀物を買いあさってきた日本は、重大な岐路に立つ。



食肉および主な食料自給率
   

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95 110 107 104 102 99 95 95 95 95 95 95 95 95 96 96
内生食用             100 100 100 100 100 100 100 100 100 100
小麦 28 4 14 7 7 9 9 9 11 11 13 14 14 14 12 14
大豆 11 4 5 2 3 3 3 4 5 5 5 4 3 5 5 6
野菜 100 99 95 85 86 86 84 83 82 82 83 82 80 79 87 88
肉類 90 77 81 57 55 56 55 54 52 53 53 54 55 54 61 62
牛肉 95 81 72 39 39 36 25 36 34 36 39 39 44 43 38 39
豚肉 100 86 86 62 59 62 60 59 57 55 53 53 51 50 73 73
鶏肉 97 97 92 69 67 68 67 65 64 64 65 67 69 67 73 75
鶏卵 100 97 98 96 96 96 96 96 95 96 96 96 95 94 98 99
牛乳
乳製品
86 81 85 72 72 71 71 70 68 68 69 69 67 68 75 75
魚類
食用
110 100 86 59 58 60 57 55 53 53 52 57 55 57 66 69

  1. 全体の食料自給率はカロリーベースで40%と8年連続で横ばいとなり生産額ベースでも69%と横ばいであった。
  2. 肉類の国民一人当たりの供給純食料は、BSRの影響から伸び悩んだ牛肉に対し、豚肉も微増で、鶏肉が回復し2.5%増となった。
  3. 自給率は 牛肉43%、豚肉50%、鶏肉67%でいずれも減少し、27年度目標実現が難しくなってきている。
  4. 国内生産量は肉類が0.7%の微増ながら、前年に天候不順から減少していた大豆や野菜が回復したことから、国民一人当たり国産熱量は0.7%増の1021キロカロリー(0.7キロカロリー増)となった。
  5. P(たんぱく質)F(脂肪)C(糖質)バランスは肉類、油脂類の増加によりFが0.3ポイント増加、Cは0.3ポイント減少、Pは前年並み
  6. 国民一人当たり、熱量供給量は0.4%増「2573キロカロリー」(9キロ増)となった。
  7. 一年当りの牛肉の消費量は5.6キロ(前年並み)、豚肉12.1キロ(0.8%増)、鶏肉は10.5キロ(7.1%増)であった。肉類合計「28.5キロ」で2.5%増。国内生産量は牛肉が49万7千トン(1.7%げん)、豚肉が124万2千トン〔1.7%減)、鶏肉129万3千トン〔4.1%増)であった。
  8. 肉類の供給熱量は166.7キロカロリーとなり、総供給熱量の6.5%をしめ、0.l1ポイントの微増。
  9. 肉類の自給率は54%と1%ノダウンとなった。牛肉が43%で、豚肉は50%といずれも1ポイントのダウン。牛肉は米国産輸入停止の国産比率の上昇が頭打ちになったもので、豚肉は豚肉需要の伸び悩みと国産豚肉の生産の頭打ち、輸入の伸び悩みなどが絡んでの減少。
  10. 鶏肉は鳥インフルエンザからの回復であった。
食肉需給の現状と今後の予測

2007年食肉需給の推移(単位:トン)

年次 区分 牛肉 豚肉 鶏肉 合計(馬・羊含)
1994年(H6) 生産量 602,341 1,390,288 1,259,547 3,260,253
輸入量 8,425,771 704,450 454,727 2,110,646
1,443,849 2,094,568 1,710,927 5,367,313
1995年(H7) 生産量 600,905 1,322,065 1,256,433 3,188,197
輸入量 927,647 828,776 549,252 2,421,027
1,528,405 2,150,756 1,802,888 5,606,195
1996年(H8) 生産量 554,509 1,266,446 1,239,416 3,068,092
輸入量 898,897 932,676 559,208 2,488,776
1,453,293 2,199,053 1,795,632 5,553,694
1998年(H10) 生産量 529,349 1,285,875 1,220,561 3,043,891
輸入量 951,270 720,731 509,346 2,262,187
1,480,339 2,006,588 1,726,439 5,302,312
2000年(H12) 生産量 530,303 1,270,685 1,196,463 3,004,933
輸入量 1,028,272 929,865 584,234 2,604,956
1,558,217 2,200,262 1,777,358 5,605,904
2002年(H14) 生産量 536,603 1,235,809 1,221,219 3,000,888
輸入量 695,495 1,110,774 537,266 2,396,675
1,232,098 2,346,583 1,723,686 5,394,496
2003年(H15) 生産量 495,979 1,260,045 1,239,760 3,009,731
輸入量 823,503 1,074,425 479,180 2,424,910
1,319,397 23,334,381 1,716,092 5,425,304
2004年(H16) 生産量 513,534 1,272,326 1,237,671 3,030,903
輸入量 618,743 1,233,027 359,428 2,271,511
1,132,161 2,505,334 1,596,478 5,301,658
2005年(H16) 生産量 499,550 1,244,732 1,273,141 3,024,743
輸入量 658,417 12,491,191 428,250 2,400,188
1,157,865 2,491,191 1,699,465 5,422,855
2006年(H18)  生産量 494,970 1,243,100 1,307,520 3,052,419
輸入量 652,150 1,014,913 388,420 2,133,733
1,146,970 2,257,983 1,699,465 5,184,472
前年比 99.1 90.6% 100.0 95.6
2007年(H19) 生産量 491,050 1,244,590 1,346,750 3,077,945
前年比 99.2 100.1% 103.0% 101.1%
輸入量 690,860 951,360 388,030 2,108,375
前年比 105.9% 93.7% 99.9% 98.9%
推定 1,181,660 2,195,920 1,733,280 5,195,540

前年比 103.0% 97% 102.3% 100.2%

構成比 22.7 42.2 33.3 100.0

出典:食肉通信社
鶏肉は中抜きと体重、他は枝肉ベースで、牛豚が70%、羊肉は50%、馬肉は65%で算出。

現状所感

日本の5大食肉(牛、豚、鶏、馬、羊ヤギ肉)の需給量は毎年のように増減を繰り返す中、総量では520万トン前後に落ち着いてきている。
牛・豚・鶏の安全・衛生・防疫対策が国内の食肉生産から輸入までも左右し、大きな問題が発生するたびに需給関係は大きく変動してきた。
日本の食肉需給は、もはや食の安心・安全を抜きにしては需給の向上、新規需要の獲得は語れない。「O-157、コウテイ疫、残留農薬、ホルモン、疾病問題、BSE、偽装等表示問題 、製造加工日偽装・リパック問題、黒毛和牛DNA鑑定、アメリカ・カナダのBSE発生,鳥インフルエンザ、トレサビJAS(生産工程・小分け牛、豚肉JAS)導入、牛個体識別表示義務化、生産者・施設減、豚肉差額関税制度違反」 等 立て続けて 業界 は多くの課題と問題に見舞われた。

食肉の消費が拡大するのとあいまって、上記の問題が毎年のように発生して、その都度、拡大状況にある食肉需要が冷やされる結果とあい成っている。 このことは、業界にとって非常に不幸なことであり、特に代替の所得が獲得できない畜産生産者にとっては再生産の意欲が損なわれる結果になっていることに将来の大きな不安定要素が含まれる結果となるであろう。 
16年11月に完全施行された「新農業法」によって糞尿処理にも多くの投資と労力が払われることにもなった。

しかし、これだけ食肉の安全性や、表示、トレサビが強調されるようになった背景には、それだけ、食肉に日本人が注目し、食生活の基盤としての食肉を重要視するようになった結果。ともいえるのではないか。

日本人には、「魚と米」が主食として考えられていたものが主食として畜産物を重視し始めた事が、食肉に関心を消費者が多く持つようになったと 再確認が出来たともいえる。

「魚」は、世界各国の消費増、中国・ロシアなどとの買い負け、などで価格高騰が高騰し、豚肉や、落ち着いてきた鳥インフルエンザからの回復基調にある、鶏肉に需要がシフトしてきている。

BSE禍のなかで、日本の魚の消費が伸びたかというと、BSEで消費ダウンした消費カロリーを魚では獲得できないことが、確認出来たのではないだろうか。
むしろ、精肉部門の生産性や収益の高さが目立ち、鮮魚部門の生産性・収益性が悪いことが露呈したのではないだろうか。
魚離れからくる売り上げ減少を食い止めるだけの食肉販売の力を付けていくことも重要である。

食肉の販売不振な小売業は 食肉部門の生産性が落ちたことで 会社の収益を圧迫するということも再確認でき、SMでの食肉の部門が持つ 高い生産性や根強い需要を再確認できた良い時期であり、「ピンチをチャンス」としてとらえたい。
5大食肉の需給量は537万トンと、16年比1.4%増で落着いた。SGも豚肉では5年ぶりに発動が回避された。

基調として国内生産は牛肉と鶏肉が微増で輸入は北米産が再開されたものの消費者の輸出条件厳守に対する不安をどこまで解消できるかで、輸入数量が決まる。
輸入量は69万トン程度の増加、豚肉は前年並みから微減で、輸入は5%以上の減と予測。
食肉トータルでは若干の需要量の増と予測。

牛肉

需給動向

19年度の牛肉需給量は118万2千トンまで回復すると予測される。
再開された
カナダとアメリカからの牛肉の輸入数量がある程度確保されるからだ。

国内のBSEの検査体制の見直しも19年度までの3年間は全頭検査体制が実質維持されている。
国産牛肉への不安、不信感は検査体制の確立と、「トレーサビリティー」の完全実施により払拭されている。
19年は一層、安全への信頼感が高まり、国産牛肉は消費は確実に回復し、北米からの牛肉輸入量が回復しない場合は、結果として高値で推移すると思われる。

ただ、北米産牛肉のリスクが科学的に小さいといっても消費者がどこまで、北米サイドの信頼感を持てるかで輸出数量の回復も決まると思われる。

国産牛肉19年の供給量は前年実績をわずかに下回わり、わずかに減少、乳用雌牛の激減から予想以上に伸び悩むと推定される。
国産牛肉の卸売価格は15年から18年まで4年連続で「高値」が続いた。
19年についても「高原状態」と言われる国産牛肉の相場は続くものと思われる。
19年については、北米産の輸入が順調かどうかで相場が動くと思われる。
牛肉は、1995年(H7年)に、152,8万トンを記録し上昇基調にあったが、翌年度に発生したO-157 によって、落ち込み、再び 上昇しはじめ 2000年に輸入牛肉も枝肉ベースで初めて100万トンを突破したが、BSEで平成14年度は121万トンまで落ち込んだ。平成15年度は、アメリカ・カナダのBSEがあったが、輸入が118.3%の伸びがあり、順調に回復してきた。輸入量の増加での消費の回復で、チルドのSG発動があった。15年度に回復の基調にあったが、12月の米国でのBSE発生で16年度は輸入量が73%目で減少し価格が180%、国産140%高にまで暴騰した。)

国内生産

肉用種和牛の19年出荷対象(29〜30か月齢)となる16年中期から17年前期までの頭数は約45万9300頭で、前年同期2%程度の増加と推定される。
ただし、枝肉相場の動向によって早だし・遅だし頭数分を2ヶ月とみると、3万頭前後は出荷当該期間に加えて調整することが望ましい。
さらに分娩後の初生牛での死亡率2〜3%前後と、育成舎への導入後の事故率1〜2%前後を加味して試算する必要がある。

その結果和牛の出荷対象は45万9300頭の内訳は、
雌牛が21万1700頭前後で2%増。
去勢は24万7090頭程度で2%増と推定される。
乳用肉牛について19年度出荷対象となる(20か月齢前後)となる17年4月から18年3月までの乳用牛・雄分娩頭数から推定すると、
乳用種雄牛(去勢)は1%増。
乳用種雌牛(廃用牛)は10%減少で
乳用種の内数で推定される交雑肉種は2%程度の増加と予測される。
乳用去勢牛の出回り推定量は25万5600頭前後(1%増)。
乳用雌牛は、生乳需給に左右されるがここ数年続いている生乳の需給緩和から脱却するための雌牛と畜は一段落するため 20万6800頭(10%減)。
交雑種は19年度出荷対象(26〜27ケ月齢)は、19年出荷対象(26ヶ月齢前後)となる16年10月から17年9月までの乳牛への和牛の種付け動向・分娩頭数、事故率5%、で試算すると結果、19年度の出荷対象牛は最大で120万頭前後で(1%前後の減少)となる。枝肉ベースで約49万1000トン、前年比0.8%の微減となる。
PS(牛枝肉格付け。 ア→シミ、イ→ズル、ウ→シコリ、エ→アタリ、オ→カツジョ、カ→その他)

個体識別データーに基づく品種・性別飼養頭数
登録年月日 平17・3.31 平17・9.30 平18・3.31 平18・9.30
ホルスタイン種 445,931 460,701 440,343 439,162
メス 1,630,862 1,630,310 1,608,684 1,597,161
2,076,793 2,071,011 2,049,027 2,036,323
交雑種 294,288 299,085 304,575 311,848
メス 271,670 273,041 279,057 284,041
565,958 572,126 583,632 595,889
黒毛和牛 504,241 521,475 531,025 562,481
メス 997,837 1,014,233 1,024,367 1,051,886
1,502,078 1,535,708 1,555,392 1,614,367
その他   105,074 100,799 103,773 110,079

出所:家畜改良センター「種別性別月齢頭数」より抜粋、加工

飼養頭数と生乳生産量の推移

(1) 飼養頭数 累年表(各年8月1日現在)
ア 乳用牛 単位:千頭 イ 肉用牛 単位:千頭
年 次 飼養頭数
合計
経産牛
頭数
未経産牛
頭数
年 次 飼養頭数
合計
肉用種
頭数
乳用種
頭数
平成9年 1880 1200 678 平成9年 2881 1773 1109
10年 1848 1193 655 10年 2866 1738 1128
11年 1801 1174 628 11年 2827 1702 1124
12年 1753 1148 605 12年 2812 1703 1108
13年 1719 1122 598 13年 2818 1704 1113
14年 1733 1129 604 14年 2800 1702 1098
15年 1721 1114 606 15年 2786 1692 1094
16年 1683 1085 598 16年 2805 1721 1084
17年 1641 1058 582 17年 2740 1699 1041
18年(概数) 1609 1047 562 18年(概数) 2783 1730 1053
資料:農林水産省統計部『畜産統計』による。

(2) 生乳生産量の推移

資料:農林水産省統計部『牛乳乳製品統計』による。

相場動向

年間を通じて高値圏。

今年も消費者の国産志向は続くと思われるが、売価に見合う消費がどこまで付いて来るかだろう。 枝肉の高騰で量販店が特売を打てなくなり、15・16・17・18年は相場が暴騰した。
BSE解禁後、価格しだいでは、国産志向は弱まる可能性があるが、現在の北米産牛肉に対する世界で一番安全安心に敏感な日本の消費者の信頼を勝ち取るのは中々難しいといえる。
国産の根強よさはあるものの、深刻な不況下ではスソものに需要は集まる。
売価は上がると消費は冷え込むと言ったパターンを繰り返す。値ごろ感訴求はいっそう求められる1年となるであろう。

牛肉 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間平均
’04乳牛B2 841 758 777 923 869 758 821 738 772 801 838 790 807
’05乳牛B2 846 827 836 849 873 792 787 741 815 859 866 919 834
’06乳牛B2 878 818 902 922 954 845 773 781 807 881 899 830 858
’04和牛A3 1756 1687 1810 1955 1931 1796 1912 1925 1907 1955 1928 2047 1884
’05和牛A3 1961 1965 1974 2052 1977 1865 1903 1916 1994 2020 2048 2257 1994
’06和牛A3 1991 1939 1991 2121 1958 1944 1963 1920 2072 2022 2035 2017 1998


牛肉輸入

平成3年4月の牛肉自由化から輸入牛肉は順調に伸び、8年に英国で発生したBSEの影響から減少に転じたものの9年に再び増加し、12年度に102万トンとなったが、13年度は、日本でもBSEが発生し、需要が停滞。輸入量も96万トンと前年比93.7%と減少した。 
14年度もこの傾向は続き、港湾ストの影響もあり、70万トンを割った。
15年チルドのSGの発動が8月にあった。

米国のキャトルサイクルが衰退期にあり、カナダBSEでアメリカがカナダの輸入を止めたため、それでなくとも高かった米国内価格が1951年以来という高値で推移した。
日本では82万トン台、前年比20%近い回復を見せた。15年末に米国BSE発生があった。 16年は61万トンとかろうじて60万トンであった。

17年度は、北米解禁時期が12月12日に決まったため65万トンと、前年比6%の増加にとどまった。
18年は販売再開であったが、日本も慎重に見極めており、取り扱いには相当慎重である。
「信頼回復」は国産牛肉に限ったものであったが、北米産の信頼回復次第と言えよう。
日本には「国産信仰」があり、事実はどうあれ、「国産は安心」という信念がある。
流通関係者は模様眺めで、焼肉材料販売の時期となる3月末から5月の時期が販売強化のポイントと見ている。
米国産牛肉は関係者の努力で約4.5万トン位が輸入されると思われる。
19年度は、北米産がある中で、積極的な牛肉の強化が売り場の活性化が売上減少を防ぐ。
おう揚に見ていれば売上は減少する。


国別では、
豪州産は前年並み(40万トン、チルド21万トン、フローズン19万トン)
米国産4.5万トン(チルド4万トン、冷凍5千トン)
カナダ 4200トン。
NZは約3万4千トン(チルド6千トン、フローズン2万8千トン)

牛肉消費

牛肉消費は、1991年4月の自由化で価格の下落が起こり、大幅に消費量を伸ばした。

しかし7年を境に、欧州のBSE、O-157 の影響から消費量は減少した。

7年がピークで家計調査によると、1世帯あたりの年間購入数量は1万2335gであった。
8年には0-157が発生し牛に区消費量は落ち込んだ。
9年から微増に転じたが13年のBSE発生で消費の低迷からの脱出過程で生産・供給数量が伸び悩んだこともあり、卸売価格が高値傾向に入った。
16年後半からは前年の卸売り価格から300円も高値を付け、17年に入ってから、19年までバブル期並みの高値が続いている。
15年度の牛肉購入数量は7963グラム(前年比3.5%増)。
16年累計でみると7113グラムで、前年比で10.7%ダウンしている。
17年に入ってから再び回復期にあり、7210g(前年比1.4%増)
18年も前年を上回ると思われる。
19年度は、北米産の輸入が増加する分、増加すると思われる。

消費構成は家計消費が年々低下して、13年以降は34%にとどまっていたが、16年度は35%と1ポイント増加した。加工向けは10%で16年より1ポイント増加した。
業務・外食用は消費全体の5割台を維持していたが、13年度59%をピークに、14年度は58%、15年度は57%で、16年55%までダウンした。17年度も大きな回復は望めない。18年の消費量はBSEの影響からの需要回復傾向や過去の実績から推定すると、北米産が再開されることで高値が解消され、1人当りの牛肉購入数量も前年比数%の回復が期待される。推定で回り数量も15年10月以降減少となっていたが17年2月以降は増加に転じ、7月以降は毎月増加している。

まとめ

19年度の牛肉生産は国内生産の和牛が前年比微増で、交雑種が増加、乳牛は去勢が増加する。
全体の出荷頭数は120万3千頭前後で。
枝肉重量は、49万1千トン台、前年比0.8%と微減。
輸入量は、北米産の再開で、18年度に比べて6%増の69万トン前後は入ると思われる。
総需要量は118万1660トンと推定。

牛肉の自給率は117年が43.3%、18年は北米再開でも43.2%、19年は米国産次第ではあるが41.6%程度と予測される。
畜種別の消費構成割合と需給量 単位:トン、%

牛肉 家計消費 加工仕向け その他 推定で回り量
割合 需給量 割合 需給量 割合 需給量
2000 37 4,005 9 974 54 5,845 10,823
2001 33 3,191 10 967 57 5,512 9,670
2002 34 3,063 7 631 59 5,316 9,011
:*2002 34 3,074 8 731 58 5,206 9,011
2003 34 3,166 9 812 57 5,371 9,350
2004 35 2,822 10 806 55 4,435 8,064
2005 36 2,919 10 811 54 4,379 8,109
豚肉 家計消費 加工仕向け その他 推定で回り量
割合 需給量 割合 需給量 割合 需給量
2000 41 6,207 28 4,238 31 4,963 15,134
2001 42 6,502 26 4,025 32 4,954 15,480
2002 42 6,837 24 3,907 34 5,534 16,278
:*2002 42 6,795 30 4,927 28 4,556 16,278
2003 40 6,506 29 4,772 31 4,920 16,198
2004 40 6,977 29 5,059 31 5,408 17,444
2005 41 6,929 29 4,901 30 5,070 16,899
鶏肉 家計消費 加工仕向け その他 推定で回り量
割合 需給量 割合 需給量 割合 需給量
2000 31 4,604 9 1,337 60 8,910 14,850
2001 31 4,529 9 1,315 60 8,766 14,610
2002 33 4,808 11 1,603 56 8,159 14,570
:*2002 33 4,818 12 1,786 55 8,014 14,570
2003 32 4,619 10 1,466 58 8,428 14,531
2004 32 5,276 10 1,599 57 7,520 13,192
2005 34 4,672 8 1,099 58 7,971 13,742

注:推定で回り量は農畜産振興産業機構調査。需給量は部分肉ベース。
*:以降、加工仕向けの算定変更
  1. 05年度は外食や業務用比率が落ち込んだことで、3畜種とも家計消費比率が前年ヨリ1ポイント増加した。また、
    構成割合から試算した出回り量は3畜種で「387万5千トン」と04年より0.1%の微増に留まった。
  2. 鶏肉の加工向けの2ポイントダウンは、鶏肉加工品の輸入増の影響と思われる。
  3. 豚肉は牛肉の代替需要もひと段落して、168万9千トン(3.1%減少)と減少した。
  4. 牛肉は04年に引き続き81万トンと微増し、04年に引き続き80万トン台。
  5. 鶏肉は鳥インフルエンザなどかがひと段落して主要輸入国がブラジルのみながら国産と合わせて、137万トン
    と4.2%増加した。
  6. 牛肉の家計消費は北米さんの再会の遅れがあったが3.4%増でマーケットの縮小がBSEの安全宣言が浸透
    して免れた。
  7. 中食マーケットに向けられた3畜種の合計は174万2900トン(0.7%雑となった。
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