鶏肉生産50社考察
 
国産回帰進む鶏肉産業
鶏肉の需給動向は、国内生産量が118万3846トン(前年比0.2%減)、輸入量が52万3092トン
(8%減)。

13年は、海外疾病による輸入停止から前年度を下回った。

14年は表示問題で国産回帰がみられた。

生産加工会社の中では、ノンGMO飼料、πウォーターなど付加価値商品の増加をめざしている 丸本。

2次加工品、加工調理食品の3次加工商品まで幅広い商品を揃えている貞光食糧工業(有)。


■鶏肉生産加工会社50
 
社名
所在地
月間取扱羽数
(万羽)
年商
(億)
取扱銘柄
01
(株) 児湯食鳥 児湯郡
350
378.8
日向とどり・無薬鶏
02
日本ホワイトファーム 青森 上北郡
330
288
純赤どり 知床どり
03
(株) 丸本 徳島 海部郡
330
135
阿波尾鶏 阿波彩どり
04
群馬農協チキンフーズ (株) 北群馬郡
260
212
赤城どり
05
丸紅畜産 (株) 千代田区
250
600
ネッカチキン
06
(株) ジャパンファーム 鹿児島 ソオ郡
250
220
ハーブ鶏
07
鹿児島くみあいチキンフーズ(株) 鹿児島市
242
149
 
08
十文字チキンカンパニー 二戸
236
334
菜彩鶏
09
宮崎くみあいチキンフーズ 宮崎市
220
215.1
ねおれっど
10
(株) 阿部繁孝商店 二戸
185
191
サラダチキン
11
(株) アクシーズ 鹿児島市
170
100.7
 
12
(株) 阿波どり 徳島 オエ郡
134
 
13
第一ブロイラー 八戸
100
251
あじどり

月間出荷羽数が100万羽を越える13社の合計では、年間3億6684万羽(65.9%)となり、国内生産の大半が年間出荷100万羽の向上で生産されている。

丸本グループ(徳島県海部郡海部町 丸本 昌男社長) 

生産処理のオンダン農協、3次加工食品とペットフードを手がける イートブラッセル、弁当事業の 有うまい、年商324億円になる。

グループの特徴は、グループ内の一貫生産にある。

通常の若鶏はほとんど生産しておらず、ブロイラーにノンGMOの飼料を与えた彩とり、飼料にネッカリッチ、
EM、πウオーターを加えた、「元気とり」がそれぞれ81万羽、47万羽(年間)。「阿波尾鶏」が、75万5千羽。

廃鶏が 114万羽。

廃鶏はすべて、ビーハイブミンチ(肉と骨を分けてソレゾレ1ミリ角にカットしたもの)にし、加工原料にまわす。
工場出荷は年か9000トン。これを2シフトにして1万トンを目指す。


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